1949-09-08 第5回国会 衆議院 商工委員会 第32号
○今澄委員 そこであとの質問もあろうと思いますので、簡單にいたしますが、國際價格に連繋した自由價格を設定するという通商第一主義の方針も、ポンドの引下げ問題であるとか、あるいはアメリカの不況であるとかいような情勢で、滞貨がたまつていることは御承知の通りであります。
○今澄委員 そこであとの質問もあろうと思いますので、簡單にいたしますが、國際價格に連繋した自由價格を設定するという通商第一主義の方針も、ポンドの引下げ問題であるとか、あるいはアメリカの不況であるとかいような情勢で、滞貨がたまつていることは御承知の通りであります。
いずれまたわれわれに鉄鋼の補給金をはずすと同時に、ただいますぐではございませんが、ある期間たちました後には、これも自由價格になる場合を想定いたしております。そういたしますと、基礎的な面において鉄鋼あるいは石炭といつたようなものがはずされるということは、言いかえれば、全体の價格体系においてできるだけ自由な面を生かして行くということを、われわれは考えておるのであります。
そのような今の日本の全体的な價格体系の中で、こういうわくをはずした石炭が大体どの程度の價格を維持し、それらの價格から連関した日本の補償金、これはいろいろありましたが、その問題のときどきに譲るとして、鉄鋼、銅、肥料その他のものに関する補償金、これは日本の経済の合理化と安定を目ざして行われておりますが、それらの合理化から引起された現象としての價格というものに、今の日本の全價格が自由價格でやり得ようはずのないことは
そういうことになりますれば、現に自由價格というものがマル公のあるものすら、それを割つておるような実情にある。すでに米價の問題について大藏大臣自身が、補給金をやめることによつてただちに國際價格とのさや寄せを企図したような水準として、米價の一つの基準を示されておることによつても、私はあながち單なる臆説ではないと思う。
それだからといつて價格統制をはずすものは、現在物資の需給バランスがよくなつて、自由價格にしてもよいと思われるものだけに限るという趣旨ではございませんが、かりに價格調整費をはずしましても價格への影響は軽微である、あるいは間接的で、途中の段階で吸收せられる、從つて全体的には價格にはそう大して影響がないという点をも考慮しながら、総合的に勘案しながら、この点を処理して行きたいと思います。
さきにも申し上げましたように、織物消費税が高木委員も申されたマル公のあるものと自由價格のものと、軽減もしくは撤廃して参ります過程において、十分の考慮を拂わなければならないと同時に、その税が生産者の負担になつておるのか、消費者が間接に負担をしておるのか、こういう場面につきまして、この運営はかなりむずか上いものだろうと思つております。最後は好影響があります。
補給金を外したがために生活費に非常に影響を及ぼすというようなことは幾らかは無論あろうと思いますけれども、公定價格を外しまして自由價格にいたしておりまする今日といたしましては、蔬菜というものは補給金を外したがために高い値になつたしいうようなことは、需給事情によつて必ずしも理論付けられないのではないかと、かように考えるわけであります。
今日大臣はかなり具体的な積極的なことを申しましたが、かりに公團を廃止してこれを自由價格にいたした場合に、石炭の需要はどうなるでありましようか。これは仮定論でありますが、石炭の單價は今の三千七百円の状態にはとどまらないということは明らかだろうと思います。少くとも下まわつて來るだろう。
そこで自由價格が生れて参りまして、この自由價格が現在の暫定價格より高くなるか低くなるかは、他の産業との関連上概に断定はできないわけでありますが、高くなりました場合においては、ただいま持つております公團の経営費、また少々ふえるであろうと考えられているところの公團の手持荷をもつてこれを調節するというようなことは、時間的には相当の期間の間には操作ができるだろうと思います。
また無煙炭及びその製品は自由價格をもつて販賣させること。(G)資金資材配車及び運賃取扱いを從來と同樣有煙炭扱い並みとすること。(H)加配米、リンク制物資、炭鉱用放出物資を從來通り受給すること。(I)加工炭需給調整規則を全廃し、消費者の最大利便をはかること。無煙炭鉱労働者は占領軍並びに政府の手厚い保護のもとに名誉ある出炭目標突破を続けて参りましたが、今、突然大量首切りに出合つて茫然としています。
酒につきましては、昭和二十三年度の総供給量は百六十二万石でありましたが、昭和二十四年度においては、約二%増の百六十五万石の供給を見込んでおりまするが、財政收入等の関係もありまして、自由價格酒が増加する予定でありまして、労務用としては昨年度の四十八万石に対しまして三十三万石、約三一%減小ということは、やむを得ないことではないかと思われます。
しかしながらなぜこの石炭の價格がこういうふうに品位は同じ五千カロリーであつても價格において開きがあるかということについては、皆様御承知であろうとは思うのではありますけれども、念のために申し上げれば、この石炭の價格をほんとうに自由價格にしておくということにすれば、品位に対する價格は最も適正なものができるはずであります。
ところがこういう配給價格が停止されましてすべてが自由價格になり、しかも今度の値上げによりましても、たとえば四百八十円の配給酒が九百二十円、三百六十五円のしようちゆうが四百五十円、あるいはビールが、七十五円のものが百三十円というふうに、高價なものになりまして、結局國民全体から、これによつて昨年よりも百九十二億を増徴する。これが今日酒税法の改正に現われました政府のやり方なのであります。
そういつたものの自由價格に対して、補給金を迂回的ながらやる必要があるだろうかどうかというようなこと。それから管理部面その他におきまして、人員の面で相当節約してもいい面があるのではないか。個々の産業についての問題になりますが、こういつた点を目下考えておるわけでございます。
あるいは自由價格に対して現在迂回して補給金が行つておるというような点もありますので、こういう点につきまして目下研究しておる段階でございます。その面では相当減る面もあると考えられますので、彼此勘案いたしまして、補正予算は考える必要がない。当面これでやつて行ける、こういう考えでおるわけでございます。
自由價格によつて、それに税金をかけるのではない。すでに私は課税を意味しておると思います。この点のしんしやくが行われなければならぬと考えるわけであります。 それからなお主税局から出しておられるところの農業所得に対する所得税の実務要綱なるものを見ますと、埼玉縣と千葉縣との調査の結果が出ておりますが、これは私は事実に架空なものではないかと思うのであります。
○説明員(讃岐喜八君) 人絹織物につきましては、先程申上げたような公定價格と自由價格の開きと申しましようか、バランスの問題が絹の場合のごとくでありませんで、自由價格が公定價格を上廻つておるわけでありまして、今直ちに統制を撤廃するということは困難であろうというふうに考えます。
○説明員(讃岐喜八君) 只今八項目に亘りまして、御意見を承わりましたのでございますが、最近における絹織物の價格の、公定價格と、いわゆる自由價格との関係について申上げますと、銘仙につきまして公定價格が二千百五十四円でありまして、自由價格が去年の九月から最近三月まで千五百円と千三百円の間を上下しております。
自由價格になつているものは除外いたしまして、大体公定價格のあるものは、それくらいのところにあるのではないかと考えております。從つてほかの物價に比較いたしまして特に魚價が安過ぎるというふうには考えないのであります。
今日統制をはずして自由價格にできないということが不可避的なものならば、ただ統制方式が通うだけであつて、役人の統制でなく、いわゆる民主的な民間に統制を委讓する、元に還元するという方式にかわるだけの問題である。私たちは不都合ないわけである、農協関係で扱つても、肥料でも飼料でも十分やり得る。むしろその方が円滑に行く。
それが今度は大体労務の特配だけは残しまして、あとは全部自由價格に賣るわけでございますから、自由販賣の酒は非常に殖えるわけでございます。從いまして値段を下げましても、只今の制度で行きます場合と、新らしくそういう値段を下げた價格で比較的多量の酒を自由販賣いたします場合と比較いたしまして、その税收には違いはない、こう思つております。
木炭は縣外移出だけを買い上げて、縣内消費の分は地方統制にでもせなければなるまいというように、大体安本の方も林野局の方も、結論的に考えてみれば、そういうような手をあげるようなお話であつたのですが、まきの方は一切政府がもし買わないという段階になつた場合において、これは統制を解くという意味なんですが、また自由價格にしてしまうという意味なのか、その点も承つておきたいと思います。
○藥師神委員 私農林大臣よりも、実際に扱つておられる方の説明がもつと具体的に聞きたいのですが、縣外移出の分だけを政府が買い上げて、縣内消費の分だけは、どういう方式か、これを自由價格にするわけにはいかないのだから、やはり地方廳なり何なりに調整をやらせなければならぬと思つております。その場合に私の言うことは資金の問題です。
ことに野菜のごときものは季節的のものでありまして、貯藏のきくものもありますけれども、貯藏のきかないものもあるので、そういうことになりますると、先ほどおつしやいました、一時は出て來ないだろうということもございましようし、結局野菜というものは相当出まわつて來て、しかも賣らなければならないのだということになれば、その市場における自由價格というものは、比較的公正に現われて來ることによつて、需給度を高めて來ることができるであろう
先ほども申しましたように、マル公に需給関係から來る自由價格というものが、いろいろの意味で反映を及ぼして來るということで、從來は公定價格の計算がいわゆる原價計算主義、積み上げ方式でありましたが、今後は國内の需給関係あるいは先ほど申しましたところの比率から見ました國際價格という点を、考慮に入れなければならないということになつて來るわけであります。
第二に、專賣政策の失敗について申上げたいのでありますが、三十億の賣行不振の対策としてピースの製造を減少いたしまして、そうして配給煙草の値上を断行するというのでありますが、配給ということは自由價格よりも相当に値を下げまして配給するところに妙味があるのであります。段々と自由價格品或いは闇物價と殆んど差のない程度に配給價格を上げて行くならば、もはや配給の妙味は失つて行くのであります。